1 血統情報
- 父:ナダル (Nadal/米 BMS=Blame 系の快速ダート G1・A.ミトール系)
- 産駒はまだ少ないが、米国ではスピード持続型でダート短中距離に良績。
- 母:キュリオスティー(その父 ディープインパクト)
- 母は未出走だが、祖母キューは愛1000 ギニー②着。芝マイルの一流牝系。
- 配合ポイント
- ダート向きパワー×ディープ由来の柔らかさ。ナスルーラ5×5で機動力・先行力が強調され、ダ1800〜1900mは配合レンジの真ん中。
2 これまでのレース内容 (2戦 0-1-0-1)
日付 | 競馬場 | 条件 | 着順 | 通過順 | 上り3F | 内容 |
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24/10/12 | 新潟・芝1600(牝新) | 7着 | 10-11 | 34.9 | 外枠からジワッと先行→直線切れ負け。芝でキレ不足を露呈。 | |
25/04/20 | 福島・ダ1700(牝未) | 2着 | 2-3-2-2 | 40.1 | スタート五分→番手で砂を被らず運び、4角先頭から粘る。勝ち馬は L1 12.4。 |
まとめ:ダート替わりで一気にパフォーマンス向上。好位抜け出しが現在の完成形。
3 追い切り評価(古→新|最新が最下段)
日付 | コース | 時計 | 評価 | メモ |
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4/25 (栗坂) | 51.1-37.8-24.7-12.2 | A | 馬なりで自己ベスト。回転速いフットワーク。 | |
4/27 (栗坂) | 52.7-38.9-25.3-12.5 | B+ | 末強め。終いの反応良し。 | |
4/30 (栗坂) | 55.0-40.2-25.9-12.7 | B | 調整色。疲れ残りなく維持。 | |
5/4 (栗CW) | 85.8-69.1-53.1-38.3-11.7【8F】 | B+ | 広いコースで長め。折り合い○、直線だけ仕掛け。 | |
5/7 (栗坂・重) | 55.3-40.4-26.4-13.0 | B | 重馬場で無理せず。好調キープを確認。 |
総合:A- 長め→坂路の“併用”で負荷充分。ピークを維持できている。
4 コース相性 & 展開イメージ(京都ダ1800・牝)
- 京都ダ1800はスタートから上り坂→3角まで下り。先行内目が有利だが、今開催は含水率高めで外差しも浮上。
- 本馬は先手〜好位のスピード対応可。前走 2-3-2-2 の機動力+持続脚はこの舞台向き。
- 1R ダ1400を走ったフクノフィアーノンよりも距離で脚を溜めやすく、H→M ペースなら L2 粘り込みが狙い目。
5 勝負材料と課題
+ 材料
- ダ替わり2戦目で指数急上昇 (前走 1:48.6=福島自己ベスト)。
- 51秒台坂路ベスト+CW11秒7の鋭さ。
- 斤量55 kg据え置き、牝限定でメンバー平均より馬格あり(前走448 kg)。
− 課題
- 前走 L1 12秒台後半と終い甘さ残る。京都長い直線で踏ん張り強化が鍵。
- 重馬場での追切り終い13.0。湿ったダ面への適性は未知。
- 初の左回り→右回り替わり。“外に張る癖”がやや見られるため内枠はリスク。
6 結論
近3走の調整過程とダート適性の伸びしろから連対圏内。
- ベストは 「発馬五分→1~2列目外目確保→L3からロングスパート」。
- 上がり35秒台前半を要求される展開だと切れ負けも、1:53前後の我慢比べなら勝機。
- 推奨評価:◎○▲☆の ☆(単穴) ─ 勝ち切るにはもう一段の持久力強化が必要だが、馬券圏なら十分射程。