東京芝1600 TARGET分析
(集計期間 2020/2/1 – 2025/5/4 良・稍・重・不良すべて)
1 コース概略
- ワンターン・右回りとは逆の左回りコース。向正面2コーナー付近スタート→3コーナーまで約542 mのロングラン、最後の直線は525.9 m。
- 直線入口残り約500 m地点に高低差2 mの急坂→坂を上り切っても約300 m残るため、持続的な末脚 + スタミナが必須。
- ペースは平均〜やや速めで流れやすく、**“前で溜めて坂で再加速できる馬”**か **“後方一気でも長く脚を使える差し馬”**が好走。
2 枠順・馬番傾向
- 馬番1・4・10・12が勝率10%超、13・16は掲示板率↑。
- 外枠でもロスが少ないワンターン構造のため顕著な内外有利は出にくいが、スタート直後のポジション取りは重要。
3 脚質 & 上がり性能
脚質 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単回値 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|
逃げ | 12.7 % | 23.8 % | 30.1 % | 124 | スローで残るより“淡々-平均ラップ”で押し切りが多い |
先行 | 12.1 % | 22.7 % | 32.2 % | 104 | 直線早めに抜け出し→坂で粘る形が堅実 |
差し | 7.5 % | 15.5 % | 25.9 % | 92 | L2–L1で速い脚を続けて使える馬が台頭 |
追込 | 4.0 % | 9.6 % | 17.3 % | 69 | 直線一辺倒では届き切らず苦戦 |
→ 前半で位置を取れる“逃げ・先行”が馬券の軸。差しは瞬発力より長く脚を使えるかが鍵。 |
4 種牡馬成績(出走30走以上・勝率順TOP10)
→ 別ウィンドウに勝率・回収値付きテーブルを表示しました
(ファイル名:東京芝1600_種牡馬TOP10_勝率順)
ポイントだけ抜粋
- ディープインパクトが41勝・勝率16.2 %・単回値103――高速上がり適性+瞬発‐持続を両立。
- キタサンブラック(勝率15.4 %・単回値130)はパワー+持続で坂を苦にせず台頭。
- リアルスティール・イスラボニータなど、父サンデー系×母父スピード系の“機動力+瞬発”型が高効率。
5 母父成績(30走以上)
- ストームキャット系・デインヒル系のスピード源が坂で減速しにくく好走率↑。
- 母父キングカメハメハは連対率25 %超と安定(重賞でも好走多数)。
6 調教師成績(出走30走以上・勝率順TOP5)
→ テーブル 東京芝1600_調教師TOP5_勝率順 参照
- 木村哲也 29.2 %/回収178:ノーザンF外厩帰り+仕上げ一変パターン。
- 藤沢和雄(旧)・手塚貴久など美浦勢が目立ち、関西遠征馬より若干優位。
7 騎手成績(出走50走以上・勝率順TOP5)
→ テーブル 東京芝1600_騎手TOP5_勝率順 参照
- C.ルメール勝率28.3 %、複勝率63.1 %で断トツ。ペース読みと直線のさばきが秀逸。
- 川田将雅は勝率22.5 %ながら単回値147と妙味も兼備。
- D.レーンも勝率27.8 %・単回85で重賞級の安定感。
- 武豊は勝率4.2 %ながら複勝37.5 %と“堅実拾い”型 。
8 総合攻略メモ
- **基本は前目有利。**ペースが緩まず淡々と流れると逃げ-先行残りやすい。
- 差し馬は「L2 11秒前後→ラスト1Fも鈍らない持続脚」が条件。
- ディープインパクト系・キタサンブラック産駒は坂で再加速できる点が強み。
- 騎手はルメール・川田・レーンを上位評価、武豊は相手・ヒモで狙う。
- 時計の速い良馬場では内外フラット、雨や時計の掛かる馬場になると外差し傾向が強まる。
馬券作戦例
- 良馬場=逃げ・先行のディープ産駒を軸に、川田orルメール起用馬中心の馬連/ワイド。
- 稍重以上=キレよりパワー型(キタサンブラック産駒など)+差し馬の3連複組み合わせ。
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